プロフィール

氏名尾上  裕亮(おのえ ゆうすけ) 様
性別男性
障害障害者手帳:有り。1種1級
障害の状況:重度の脳性マヒ(アテトーゼ型)。主に歩くこと・口で話すこと・手で何か作業をすることが出来ない⇒あらゆる生活の場面においてサポートが必要(全介助)

現在使用しているパソコンのシステム

使用しているハードウェアとソフトウェア実際にどのように使っているのか
トラックボール
(オプトトラックボール「フォース」)
マウスの代わり文章作成、PDFファイル閲覧、メール、インターネット、 グラフィックス、プログラミング等をするときに使用するもの
Microsoft Windows XP Home EditionパソコンのOS
Discover Kenx version 1.6.2画面上にキーボードを表示し、任意のボタンをマウスで選択。これにより文字入力
Visual Keyboard 2.0画面上にキーボードを表示し、任意のボタンをマウスで選択。これにより文字入力…Kexxの補助
ジェリービーンスイッチスイッチ。オペレートナビの操作に使用会話場面で使用するもの
オペレートナビEX(ver, 2.1)画面上のキーボードをスキャンして、ボタンで選択。これによりコミュニケーションをとる

文章作成、PDF閲覧、インターネット等を行うときの写真
(写真1)
文章作成、PDF閲覧、インターネット等を行うとき

日常会話を行うとき(オペレートナビを使用)の写真
(写真2)
日常会話を行うとき(オペレートナビを使用)

自己紹介

私は現在、大学院の修士課程1年生で、障害児教育を勉強・研究している。充実した毎日を送っているが、生活の中で欠かせない存在となっているのがパソコンである。私は、左足でトラックボールやボタンを操作することによりパソコンを行なう。用途としては主に、本・資料を読むこと、研究資料や論文を作ること、会話すること等と多義にわたる。私が、活動的で積極的になることができたのは、パソコンのおかげであると言って過言ではない。もし私の人生にパソコンがなかったとすれば、「生活が楽しい」と思える機会が今の人生に比べ大幅に減るに違いない。

どのように現在のパソコン生活になったのだろうか。振り返ってみる。私がパソコンと出会ったのは、18年前の1991年である。最初のパソコン(Macintosh classic)は、父が仕事のために購入したものであったが、父は「みんなも使って良い」と言ってくれた。主にゲームに熱中して遊んでいた。92年から約3年間、父の仕事の関係でアメリカのテキサス州(ヒューストン)に住んでいた。ヒューストンでは、OT(作業療法)の先生の進めで 入力支援のハード・ソフトウェア「Kenx OnBoard」(大きなキーボードによる文字入力)を入れたノートパソコン(Macintosh)を購入する。あまりその入力支援が私に合っていない等の問題があった。しかし、授業を受けるとき・宿題をするときに使う等、パソコンが生活の身近にあったことで、早くも生活の一部となり始めていた。

パソコンを本格的に使い始めたのは、日本に帰国した小学5年生のころである。そのころ、足でCDプレーヤを操作しながら音楽を聞くことに凝っていた。操作するところを見ていた家族が「パソコンを足で操作すればどうかな」と発案してくれた。「足でトラックボールを操りパソコンをする」という、現在に続くパソコンスタイルが私の生活に入ってきたのは、発案が出されて、そうは時間を要さなかった。足でならば、気持ち良いほど自由にパソコンをすることが出来る。まさに鳥のようである。それ以降、私は、パソコンを学校の勉強や委員会活動の仕事に活用し、様々なことに挑戦してきた。振り返ってみると小学5年生の秋から、足によるパソコン操作を行うようになって、私の人生は変わった。

私は現在、不随意運動が強まり、二次障害の側わんのために、若干パソコン操作が行ないづらくなり始めている。しかし、使いやすいようにWindowsをカスタマイズする、入力支援ソフトウェアの設定を変更する、便利なソフトウェアをダウンロードして使うといったように日々工夫しながらパソコン生活を楽しんでいる。最近、実感しているのは、ITと各々に合った入力支援にすべての障害のある人がアクセスできれば、社会的な「障害」(handicap)は無くなるのではないのだろうかと思う。今や、情報技術は日進月歩であり、入力支援の技術も確実に進んできている。その両者にアクセスできる私は、自分の人生において、何事にも障害の理由にして妥協したくない。

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参加者の自己紹介