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Q&A
Q01 :コミュニケーション機器導入のタイミングや気をつけていることなど知りたいのですが?
 利用者との関係がとれたところで導入するように心がけています。導入する際に気をつけていることは、機器を利用するメリットや、実際に機器を利用している事例の紹介などの情報提供を行うことです。いきなり難しい機器を紹介するのではなく、ご本人のパソコン利用歴などを考慮してニーズに見合った機器を複数紹介するようにしています。
Q02 :機器の試用はどのような場所や場面で行っていることが多いでしょうか?
 病院内、病室、訓練室、在宅などケースバイケースです。訪問リハビリで行うこともあります。
Q03 :機器の入手に公的な制度を利用することができるのでしょうか?
 補装具や日常生活用具などの公的給付制度がありますが、福祉に関する事項は地方自治体によって異なることがあります。また自己負担金なども利用者やそのご家族の収入によって異なりますので、詳細はお住まいの福祉事務所、市町村の福祉担当者などに問い合わせてください。
Q04 :コミュニケーション支援を開始しようとしたときに、最低限必要なもの、準備しておくとよいものは何でしょうか?
 利用者のニーズと疾患の特徴や状態にあわせる必要がありますので、意思伝達装置、携帯用会話補助装置などが必要になってくると思います。これらの機器(ハード、ソフト)は種類が多いので、その機能をよく理解した上で導入する必要があります。スイッチ類もさまざまな状態に対応するために複数必要と思われます。以下のURLを参照されると良いでしょう。

こころWeb  http://www.kokoroweb.org/main.html
Q05 :施設内の設備が不十分な中、どのようにして適合機種を選んでいるのでしょうか?
 デモ機を借りて実際に試用していただいています。また、フリーソフトや体験版ソフトをインターネットからダウンロードして試用することもあります。
Q06 :オートスキャン操作の機器は、操作することが難しいでしょうか?
 協調運動不全が主症状の利用者は難しい場合が多いのですが、操作姿勢、操作部位、操作スイッチの形状、スキャンスピード、スキャン方法などを試行錯誤しながら設定することで利用可能になることがあります。筋力低下が主症状の利用者の場合も、同様の試みが必要になることがあります。
Q07 :コミュニケーション支援の専門的な技術を習得するにはどうしたらよいでしょうか?
 (社)日本作業療法士協会でも基礎研修を取り組みはじめたところです。また、障害者ITサポートセンターのボランティア育成研修なども活用できると思います。上級の研修は、e-AT協会で行っている福祉情報技術コーディネーターの研修を利用する方法も考えられます。
Q08 :失敗例や苦労した点などはありますか?
 脳性麻痺の利用者への携帯用会話補助装置導入の例ですが、丸い大きなスイッチを一方向の随意的な動きで押し操作可能になりました。しかし、その後あまり使われませんでした。実は機器導入を希望されたのはご家族であり、ご本人は当初から余り乗り気ではなかったのです。導入時にご本人の意思を確認することの重要さを痛感いたしました。ご家族の思いとご本人の思いが違う場合には、支援者は両者とよく話し合って導入を検討することをお薦めいたします。
Q09 :利用者や支援者(作業療法士・言語聴覚士等)に対し、販売会社側はどのように情報提供を行えばよいでしょうか? 
機器の仕様や、どのような利用者を想定しているのかを明確にしてください。また、類似機器との比較資料を提供して頂けると助かります。これらの情報を各都道府県の作業療法士会ニュースなどで紹介するのは有効な手段だと思います。さらに研修会などでのデモや利用者に対する機器の貸し出しサービスを行うと良いと思います。
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